3250/3252/3302は、トランスの生産ラインでの受入/出荷検査に最適な製品であり、高安定性ならびに高信頼性を兼ね備えた自動部品アナライザです。3250/3252は20Hz-200kHzの測定周波数、3302は20Hz-1MHzの測定周波数を装備し、トランススキャンテスト項目における各種トランスの低圧測定パラメータの測定にご利用いただけます。このパラメータは、インダクタンス量、漏れインダクタンス、トランスの巻線比、直流抵抗、インピーダンス、巻線間容量などのメインパラメータ以外に、品質要因、直列等価抵抗などのサブパラメータも充実しているので、ピン間ショートの検査も可能です。更に高速デジタルサンプリング技術により、オートトランススキャニングボックス(A132501)をご使用になれば、変圧器の生産検査を正確かつ高速に測定が可能です。
3250/3252/3302は、多種類の出力インピーダンスを選択することで、測定間の出力インピーダンスによる測定差異から生じる測定電流の違いや、測定で得られたインダクタンス量の差異の問題を解決できます。この他、トランスの巻線比測定技術を採用することで、インダクタンス量換算方式の選択を可能にし、低結合係数のトランスの漏れ、磁束比率が高すぎるために起こるトランスの巻線比の測定誤差問題などを改善することができます。
3252/3302は、トランス掃引の測定機能を装備している他に、LCR メータ機能も装備し、各種部品の受入/出荷検査、研究開発や分析、生産ラインの自動化などにも応用できます。