PXI外部拡張モジュールの機能は、PXIのバックプレーン信号をシャーシの外側に拡張することです。外部化されたPXIバスにPXIモジュールを挿入することで、電源をいれた状態での信号確認や測定が容易になり、研究開発や保守運用においてメインフレーム内のPXIモジュールを取り出す不便さを解消します。また、ホットスワップに対応しており、システムの電源投入時にPXIモジュールに送られる電圧と信号を分離することができます。モジュールがアクティブになるたびに、PXIに必要な電源を供給します。構成ファイルを読み込み、書き込みするたびにPCを再起動する必要はありません。
PXI外部拡張モジュールは、電圧計を使用して簡単にPXI標準の5セットの電圧の消費電力を測定することができます。保護機能として、PXIモジュールが誤動作した場合、システムのバックプレーンやその他の関連部品の損傷を防ぐことができる過電流保護回路を備えています。また、ジャンパを装備しており、保護するための電流範囲を設定することができるほか、バックプレーンの電源を使用せずに外部から電源を供給するための外部電源コネクタを装備しています。