11802は、デジタル制御の高周波交流電源をもとに、異なるモジュールを結合することで高周波高圧や高周波大電流の試験が可能な1台です。出力周波数は20kHz~200kHzで、各種スイッチング電源、LCDインバータ、安定器(バラスト)などの周波数を補います。出力電圧は変圧モジュールと組み合せることで使用範囲を調整できます。更にプログラマブルな出力波形制御により、被測定物の動作条件、サイクルカウント、サイクル時間などのデジタル機能をシミュレーションすることも可能です。内部のトラッキングDC電源を出力増幅器に供給させることで電力消費量と内部温度上昇を抑えられ長時間にわたる測定を行ってもランニングコストを大幅に削減できます、更に機器の信頼性も向上しております。
また、各種高周波高圧環境下で使用している電子コンポーネント、例えばLCDインバータトランス二次側コイル、高圧コンデンサ、スイッチング電源一次側コイルなど、高周波部品の高圧試験にも適しています。バラストインダクタンス、バラストコンデンサ、電解コンデンサ、その他高周波大電流で動作する電子コンポーネントなどの高周波大電流の測定にご利用いただけます。