モデルと仕様
モデル | 61601/ 61602/ 61603/ 61604/ 61605 | 61607/ 61608/ 61609 | 61611/ 61612 |
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定格出力 | 500VA/ 1kVA/ 1.5kVA/ 2kVA/ 4kVA | 3kVA/ 4.5kVA/ 6kVA | 12kVA/ 18kVA |
出力相 | 単相 | 単相/三相切換式 | 単相/三相切換式 |
電圧範囲 | 0~150V/ 0~300V/ Auto | 0~175V/ 0~350V/ Auto | 0~150V/ 0~300V/ Auto |
周波数範囲 | DC. 15Hz~1kHz | DC. 15Hz~2kHz | DC. 15Hz~1.5kHz |
並列接続 | 不可 | 5台まで(最大30kVA) | 5台まで(Max 90kVA) |
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製品概要
61600シリーズは、コストパフォーマンスを重視したAC安定化電源です。フル出力時には(50/ 60Hz、リニア負荷)0.3%以下の高調波歪みの波形を生成します。PFC回路により高い効率を実現し、フル出力時に力率≧0.98で出力することができます。
61600シリーズは、高度なDSP技術によりRMS電圧、RMS電流、有効電力、力率、クレストファクタなどの計測が可能です。また、最先端のPWM技術を使用して、最大定格電流に対して最大4〜6倍のピーク電流を供給することができます。さらに信号発生器からアナログ信号を送ることによって、現場や任意の出力波形を生成することができるため、電源試験の幅が広がります。大電力が必要なアプリケーションに対しては61607/61608/61609/61611/61612は最大90kVAのマスタースレーブ運転機能を備えています。
安全面においてはOPP、OCP、OVP、OTPによって製品を保護し、自己診断機能によって電源としての品質と信頼性を保証することで最も要求の厳しいエンジニアリングおよび自動試験アプリケーションにも対応できる電源です。
優れた測定技術と見やすいディスプレイ
61600シリーズは、RMS電圧、RMS電流、有効電力、皮相電力、無効電力、力率、クレストファクタ、ピーク電流、突入電流など、電気的特性の評価に必要な数値を測定するために16ビット測定回路と内部ファームウェアを搭載しています。DSP技術によりは総高調波歪みや次数間高調波を測定することができます。LCDディスプレイにWaveform Viewer機能を使用して電圧と電流の測定波形を表示することもできます。
電圧、周波数スルーレート設定
クロマの交流電源では電圧と周波数のスルーレートが設定できます。この機能はUUTの入力電力の動作範囲を確認するのに役立ちます。例えば90V、115V、230V、264Vのようにいくつかの点の動作を確認するのではなく、90Vから264Vまで徐々に電圧を上昇させるように設定することで連続的に動作を確認することができます。 さらに、モータ始動またはUUTの電力上昇中の突入電流を低減するために、スルーレート設定を低く設定することができます。
単相出力、三相出力
61607/61608/61609、61611/61612はアプリケーションに応じて単相出力または三相出力を変更することが可能です。出力モードはフロントパネルで簡単に選択できます。単相出力構成でもディレーティングなしに最大電流の出力が可能です。
61601/61602/61603/61604/61605は、三相出力アプリケーション用に3台を接続することによって三相モードで運転することができます。
MASTER/SLAVE並列出力機能
Chroma 61600シリーズのプログラマブルAC電源は、(Master/Slave)並列出力機能を使用することにより、ハイパワーの需要に対して満たすことができます。 61601/61602/61603/61604/61605モデルは並列機能を提供していませんが、61607/61608/61609モデルは、同じモデルシリーズで(61507/61508/61509/61607/61608/61609)を最大2台を並列して運転することができます。また、更にハイパワーを求める場合には、61509や61609などの6kVAモデルを3台から5台まで(Master/Slave)並列接続可能であり、18kVA、24kVA、30kVA などハイパワーの出力を実現できます。(3kVA、4.5kVAモデルは3台以上の並列機能をサポートしていません。) |
さらに高い電力を必要とする場合は61611/61612を61511/61512/61611/61612/A615103(スレーブ専用ユニット)と最大5台並列接続することができます。例えば61611 12kVA2台を接続して24kVAの出力を、61612 18kVAとA615103 18kVA2台を接続して54kVAの出力を得ることができます。
ソフトパネル
クロマのソフトパネルは、PCを介したグラフィカルインターフェースで本シリーズを制御するのに非常に便利なソフトウェアです。プログラマブル交流電源の多くの機能をソフトパネル上で編集することが出来ます。波形の編集やデータの記録だけでなく測定データを表示することも可能であり、必ずしも本シリーズ本体の近くに居なくても自由にコントロールすることができます。