医師や患者が直接触れる医療機器の安全規格基準は他と比べても厳しいものになっています。医療機器の安全規格には、基本的なAC耐圧/DC耐圧/絶縁抵抗/接地抵抗以外に、最も重要な試験として漏れ電流試験があり、ELC、ECLC、PLC、PALCの異なる4種類の試験が含まれる他に、ノーマル/リバース/シングルフォルトノーマル/シングルフォルトリバース時の電源切替と接地切替が加わるため、困難かつ複雑な試験項目になっております。
そこで、クロマは8910にシステム専用の電気安全テストスキャナを組み合せ、試験項目に応じて、異なるモジュールを採用する自動検査システムを用意しています。8910のソフトウェアは、医療試験プロセスが要求する項目に沿った試験を行うことができ、測定結果の記録保存が可能です。更に、お客様のニーズに応じた試験プロセスを自由に編集することも可能です。