2918本体はフラットパネルディスプレイ試験器電源モジュール(67393-120-480)との組み合わせが可能で、最大出力電流は11A@12V (VDD)と20A@24V (VBL)となります。ユーザーがFPD Masterソフトウェアを利用して編集できる電圧の最小調整単位は0.01V/stepで、安定して連続した直流電圧の出力が可能で、ユーザーは自分の用途に適した電源を構成する事が出来ます。また、TVとMonitorの消費電力のニーズを十分に満たすことができます。

2918では、過電圧保護OVP(Over Voltage Protection)、過電流保護OCP(Over Current Protection)、低電圧保護UVP(Under Voltage Protection)と低電流保護UCP(Under Current Protection)を装備しており、ユーザーが自ら保護設定値を設定できます。出力中に被測定物の電流や電圧が設定値を超過したことが検出された場合、製品の故障を防ぐため、直ちに保護装置が作動します。
DUTの電源の起動により生じた突入電流(Inrush Current)によって保護システムを誤作動させないよう、本体では、作動遅延保護機能(Protection Delay Time)を搭載し、試験精度を確保します。

2918フラットパネルディスプレイ試験器は、LVDS、V-by-One、eDP等の交換可能な信号モジュール設計に対応できます。各信号モジュールには個別の高速グラフィックプロセッサが内蔵されています。お客様のニーズに応じて信号モジュールが選択できます。また、分離式電源モジュール設計により耐用年数が長くなり、新製品への買い替えにかかるコストが削減され、将来的に信号機を長く使用できるようになります。

一連のテストの実施において、往々にしてケーブル、コネクタによる電圧降下がテストの精度に影響を及ぼすことがあります。そのため2918では、リモート電圧センス機能(Remote Sense)を搭載しており、設定電圧が実際にDUTに供給されるように自動調整されます。

パネルには、生産過程でかなりの画素欠陥、または粉塵や傷、その他の汚染物質によってパネル上に生じる輝点や黒点が発生します。2918ではGO/NOGOソフトウェアと組み合わせて、カーソルポジション機能(Cursor Position)を利用できます。ユーザーは、被測定物にある1つのPixel / Dotの物理的座標およびRGBベクトルの座標を表示させ、その位置を精確に特定することができます。同時に、レーザー修理機で位置を特定して修復できるよう、対応する座標情報を記録することもできます。

2918は、A040206リモートコントロールボックスと組み合わせて使用でき、信号と電源のON/OFFボタン、スピーディーに機能選択とGray scaleグラデーション調整の切換ができるコントロールノブ、電圧/電流リアルタイム表示、20文字 X 4行 マトリックスLCDパネル表示を提供します。 (オプション)