27015には、最大150W(VBL)/45W(VDD)の最大出力電流を備えた4つのプログラマブルDC電源を内蔵しています。最大電圧と最大電流はそれぞれ55V/15V、および10A/3Aです。FPD Masterソフトウェアを用い、電圧を0.01V単位で調整することができ、安定したDC電圧出力を提供します。ユーザーはアプリケーションに合わせて電源電圧を設定することが可能なため、TVやモニターの幅広い電源要件を満たすことができます。

Chroma 27015は、OVP(過電圧保護)、OCP(過電流保護)、UVP(出力低電圧保護)、およびUCP(出力低電流保護)を提供します。ユーザーは、自由に保護設定値を設定することができ、被測定物の電流と電圧が設定値を超えると、保護機能が直ちに作動し、製品の損傷を防ぎます。

保護時間遅延機能(Protection Delay Time)は、電源起動時の被測定物への突入電流(Inrush Current)により、誤って保護機能が作動することを防ぎます。

Chroma 27015 フラット パネル ディスプレイ テスタは、画像解像度に応じて341～1365枚のBMP 画像ファイルを保存することができる組み込みマルチメディア カード (eMMC) を備えています。なお、BMP画像ファイルは、最大8Kまで対応します。本装置に内蔵している画像に加えて、ユーザーはさまざまなテストのニーズを満たすための独自のテスト画像を追加することもできます。

*モジュールの解像度に依存します。

27015フラットパネルディスプレイテスタを、71241高精度ユニバーサル測定プローブ、または71242小型測定プローブと組み合わせ、ユーザーはGO/NOGOソフトウェアを使用すると、5秒以内に自動フリッカーテストを完了することができます。(FMA<3%)

*調整データ(PMIC)とパネル設定が必要です。

製造においては、ディスプレイパネルには、ほこり、傷、その他の不純物などの汚染物質によって引き起こされるピクセル欠陥や異常な明暗となるスポットが発生する可能性があります。27015は、GO/NOGOソフトウェアとカーソル位置機能を組み合わせることにより、単一ピクセル/ドットの正確な物理座標の特定や、被測定物のディスプレイ上のRGB カラーベクトル座標を正確に特定し、レーザー修復機械の位置決めと復元のために対応するデータを記録できます。

27015 FPD Testerに67394 マルチチャンネル電源モジュールを追加すると、中小型パネルのさまざまな電源電圧の供給を満たすことができます。また、信号およびタイミング制御と組み合わせて複数の出力が可能であり、さまざまな製造テスト用途に合わせてタイミングを1ms単位で編集できます。(オプション)