DSC(Display Stream Compression)機能はVESA Associationが開発し、VESA DSC version 1.2aに対応、最大圧縮率4.5:1(@12bpc)を実現しています。DSCを使用しない場合、DP1.2a規格では最大8K@30Hz, 4:4:4, 8Bits、DSCを使用した場合は最大8K@60Hz, 4:4:4, 12Bitsの解像度と色深度に対応します。
DSC(Display Stream Compression)はソフトウェアによる圧縮方式で、Chroma 2238に含まれるVPG Masterソフトウェアを通じてDSCのパラメータを設定し、画像を圧縮して即座にプレビューすることが可能です。
業界で一般的に使用されている37種類のDSC画像を収録しているほか、外部テスト画像(ビットマップ画像、JPEN画像、Tiff画像、Portable Pix Map画像に対応)を読み込み、DSCパラメータに応じて圧縮した画像を最大100枚まで保存することが可能です。
VPG MasterソフトウェアではBPP(Bits Per Pixel)とBPC(Bits Per Component)をそれぞれ8/10/12Bitsから選択でき、ユーザーの用途に合わせて様々な圧縮率を設定することが可能です。
テストピクチャの水平と垂直カット数(Picture Parameter Set)を設定することができます。
- 水平(Horizontal):1 / 2 / 4 / 6 / 8/ 10 / 12 / 16 / 20 / 24
- 縦型(Vertical): 1 / 2 / 4 / 8
スライスの技術は、DSCエンコード時の圧縮後の歪みを低減し、様々な切断方法の組み合わせにより、ユーザーに様々な試験条件やアプリケーションを提供します。
VPG Masterソフトウェアは、RGB / YCbCr / simple_422 / native_422 / native_420の5つのビデオ出力モードに対応しています。
リードDSC機能を搭載し、ユーザーが設定可能な配置スロットとリードするモジュールのDPポートを読み込みができます。Readボタンを押すと、VPG Masterソフトウェアが自動的にシンクのDSCパラメータ値(下のオレンジ色の点線枠内)を読み込み、ユーザーがシンクのDSC能力を理解できるようにします。
ユーザーはディスプレイに独自の文字列(最大31文字)を入力し、画像に印刷される座標のフォント、サイズ、色、位置をカスタマイズできます。また、カスタマイズしたテストチャートで文字列の内容と位置をプレビューし、Chroma 2238に直接ダウンロードして、DSCオンと圧縮パラメータ設定の状態を確認することが可能です。