62000Pシリーズは、DC-DCコンバーターに対する試験や、自動検査システムへの組み込みなど幅広い用途に使用できる直流電源ですです。定電力出力の範囲が広く、電圧と電流を高精度に測定できます。また、独自のDC過渡波形生成機能により、デバイスに対する電圧のドロップアウトやスパイク電圧、電圧の瞬停、その他の電圧変動のシミュレーションが可能で、航空製品の試験やインバータの評価に適しています。
システム用測定タイミング出力トリガ信号だけでなく8bit I/O(TTL)を装備しており、外部からの出力ON/OFFや保護回路検出の機能を有しています。DC-DCコンバータやインバータの電圧降下試験、エンジン始動シミュレーション、バッテリー充電、電子機器の寿命試験などのアプリケーションに最適です。
広範囲な定電力出力
下図はモデル62012P-80-60出力仕様をグラフ化したものです。様々なI/Vの組み合わせで柔軟な出力動作ができるようになっています。さらに、一般的な直流電源はいずれの電圧でも出力電流が一定であるのに対し、低い出力電圧の場合でも大きな電流を出力することができます。低電圧/高電流または高電圧/低電流が必要なデバイスに対して、ひとつの電源でテストすることが出来るため、低コスト、省スペースで自動検査システムに組み込むこともできます。 |
プログラムシーケンス
100個のシーケンスが登録可能な10個のプログラムの設定ができます。シーケンス時間は5msから15000s間で設定、電流/電圧のスルーレート設定および自動検査システム用の8bit TTL出力が可能です。