テスラ、また米国自動車技術協会が発表した北米充電規格 (NACS) は標準化すると明確化されており、より多くの充電スポットを利用できるように、多くの企業はNACS対応の準備を始めています。Chroma 80713 PLC通信シミュレーターには、NACSの充電プロトコルが組み込まれており、充電互換性テストの標準項目を満たします。さらにChroma双方向直流電源(17040 / 17040E / 62180D)と組み合わせることで、ハイパワー充電試験およびV2Gの放電試験も同じ装置で実施可能です。

クロマ急速充電器自動検査ソリューションでは、中国のGB/T、日本のCHAdeMO、欧州のCCS、2023年発表されたNACS等、各国の充電規格を統合する実績が多数あります。組み込まれた標準試験項目と通信プロトコルは車両と充電器の互換性を検証するのに最適な装置です。

急速充電器 (EVSE)製品ごとに特性が違うことを考慮し、カスタマイズも可能となります。マルチコネクタタイプ充電器の評価試験、各種EV充電IV曲線のシミュレーション、電力スマート分配等の機能も導入実績があります。

自動検査システムで使用されるソフトウェア（Power Pro 5）と組み合わせることで、新たな試験項目の追加と拡充や，設備の投資重複の減少、関連テスト方案を国内外の有名充電器設備メーカーに導入等、各方面において成功へと導きます。PLCおよびCAN通信データ取得機能と関連保護機能 (例：電力自動切換、過温度および過電流等)を完備し、高出力テストの信頼性と安全性を確保することはもちろん、NACS試験時、ソフトウェアを通してEVシミュレーター/EVSEシミュレーター機能に切り替えることも可能となります。